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<<   作成日時 : 2006/08/20 02:57   >>

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先日の亀田騒動以来、「談志・陳平の言いたい放題」(土曜午前11時〜12時)を楽しく見ています。

この番組ってスポンサーがほとんどついていないんです。恐らく、言うことが際ど過ぎるゆえだと思います。細木数子に対しては「下品な女」、笑点に対しては「酷いもんで、一人でできない奴は7〜8人集まって座布団を取りっこしてる」です。万事に対してこの調子ですから、聞いていて愉快です。

なぜこういうことを言えるのかというと、多分、談志さんの持つ物事の判断基準が極めて確立されているからでしょう。「海や大地と取っ組み合いをすることが仕事であり、それ以外は遊びのようなもの」などという発言を聞いたりすると、僕は強くそれを感じます。なかなか言えるもんじゃないですよ、「海や大地と取っ組み合いをする」なんて。

それに加えて、この人は常に具体的なんです。ただ「冷たい」と表現するのではなしに、「井戸の水で冷やしたビール」のようにきます(つまり、さほど冷たくはないんですよ)。大体、「冷たい」と聞いて、冷蔵庫のあの温度を想像する必要なんてないんです。ああいう抽象的なものではなく、氷や井戸や冬の寒さなどの具体的なものから「冷たさ」の意味合いが生まれていくのだと僕は思います。何かにつけて抽象的、観念的なところから入る人を多く見かけますけど、人間として生きる以上、具体的なものとしか関わることはできません。なんでまた数字とか辞書とかから入ろうとしちゃうんでしょうかね。

ちょっと関連したことを書きます(そのうちもっと詳しく書きます)。僕は紅茶を飲むのが極めて好きでして、バイヤーにでもなるつもりなんじゃないかと勘違いされるくらいの勢いで突き詰めてます。確かに、あのティーバッグやらペットボトルも確かに紅茶ではあるでしょう。しかし、初めて紅茶(またはお茶)を飲んだ人を考えてみると、今日の世界で多く流通している、あの均質化された紅茶飲料は、決して紅茶ではないんです。特定の領域にあった特定の茶樹の特定の部位を、特定の方法で作ったのが最初の紅茶であるはずです。となると、自信を持って「紅茶を飲んだことがあるよ」と発言するためには、このように具体的な紅茶を飲む必要があるわけです。もっとも、主たる動機は芸術作品としての紅茶や、それを見出すバイヤーの人の鑑識眼(買い付け時と顧客に渡ってからでは味が変わるのです)、「大地と取っ組み合いをする」現地の労働者の方々に対しての興味からなんですが、このように、あらゆるものは具体的でなければならないと思います。幸運なことに、紅茶ってものは、需要が少ない関係で、全世界で1kgしかないような名品であろうとも、極めて安価に入手できます(100g1万円とはいえ、25gなら2500円、1杯なら200円程度です)。ちなみに、僕が見る限り、緑茶と比べて、紅茶(または中国茶)の方が、単品での飲み物としての芸術的完成度は上ですので、自信を持って勧めることができます(このブログからは、幾つかの専門店にリンクしています)。

何が原因で、具体的なところから離れてしまうんでしょうか。小学生くらいまでは、どんな人だって、何もかもが具体的であったはずです。あの「一般化」やら「客観化」を推奨しやがる学校教育やらメディアが一因と思えなくもないですが(そういえば、ゲームも含めて、オタク的なものって多くが抽象的ですよね。でも、具体的でドロドロしてて生々しい方が僕は好きです)、もっと根深いどころに原因があるように僕には思えます。案外、「一般」とか「客観」って西洋的な見方に対しての憧れや、ある種のコンプレックスに行き着いたりするのかもしれません。具体的、個人的であって何が悪いんでしょうかね。そこに筋が通ってさえいれば、全く問題ないですよ。きっとね。


参考:
東京MXテレビ 談志・陳平の言いたい放題
http://www.mxtv.co.jp/danchin/

亀田&TBS、スポーツのショービジネス化
http://liquidmetal.at.webry.info/200608/article_15.html

教育に要らないもの
http://liquidmetal.at.webry.info/200608/article_20.html

「嫌いな言葉」を一つ、短めに……
http://liquidmetal.at.webry.info/200608/article_4.html

「食」と僕なりの具体例
http://liquidmetal.at.webry.info/200607/article_35.html

世の中の本質
http://liquidmetal.at.webry.info/200607/article_33.html

ワールドカップに思うこと
http://liquidmetal.at.webry.info/200606/article_45.html

歴史とゲーム
http://liquidmetal.at.webry.info/200606/article_33.html

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